内容説明
初めてのレポート作成「コピペで不可!」にならないために。情報を正しく“引用”した合格レポートの書き方。
目次
はじめに 「コピペ」の蔓延とその原因
1 「コピペ」と言われない書き方・基礎編(情報源は引用と出典で明示する)
2 「コピペ」をしようと思わなくなるための方法(複数の情報源を確認する;反対意見・反対の事例を常に探す;「論じるべきこと」を見つける)
3 「引用」を活用した文章の構成(「思う」は禁句;接続詞を入れる;具体的な結論を出す)
おわりに 民主主義とレポート
著者等紹介
山口裕之[ヤマグチヒロユキ]
1970年奈良県に生まれる。1999年東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻(思想文化)哲学専門分野博士課程単位取得退学。2002年博士(文学)学位取得。現在、徳島大学総合科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佳音
35
一見地味な本だが、説得力があり、重要な要点のみを抽出し、わかりやすくコンパクトにまとめられていてありがたい本。この一冊でだいぶ助かるのでは?中高生、大学生は、読んでおくべきじゃないかな〜?あ、今さら聞けない大人もね(^_^) (私も復習させて頂きました)お会いしたことないが、よい本を 山口先生、ありがとうございました。2014/09/28
ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き
18
コピペにならないような引用の仕方を中心に記述。引用とは違い要約にも触れていて、これもやりようによってはコピペ=盗用になるという指摘は結構新鮮に感じた。薄いながら大変参考になる。読んでよかった。2022/01/06
nori_y
6
レポートを書くにしても、中々取っ掛かりがつかめない。いきなりコピペレポートをこさえて堂々提出そして不可と言う失態は避けたいので、まずは書き方そのものを知るところから始めねば……と読み終えた所で、取り敢えず目が醒めました。ただ単に単位の為にレポートを書いてもしょうもないのだと。そりゃそうだ。何の為に大学に入ったのだ。本書末尾のNGチェックリストは、ぜひ活用したい。2018/04/05
ジョー
5
分からないまま書いていたレポートの書き方が分かった。ステップごとにまとめがあって分かりやすかった。 これからの本格的なレポート作成には、絶対必要。2020/07/02
ナハチガル
5
仕事がらみ。感想文とレポートの違いを易しく説明しているが、ときどき筆者の大人気なさや憤懣が顔を出すのが面白い。要約の例でいきなりデカルトを持ってきたり、感情論と論理的な議論の違いの説明として『異邦人』を引き合いに出したり、民主主義や大学の役割について熱く語り始めたり。蔓延する「人それぞれ」という考え方を批判する議論には激しく納得。「近頃の若い者は」と見下す様子があまり感じられないのも好感が持てる。むしろ「こっちも大変なんだからちゃんとしてよ」と学生のお尻を叩いている感じか。ハウツー本として出色の出来。A。2015/04/19