内容説明
人間のすべてを発見するため、社会学者はリングに立った。痛み、喜び、音、激しさを伝え解読する迫真の記述。自身の身体を問いのツールとする社会学の新展開。
目次
ストリートとリング(秩序と美徳の孤島;「ストリートに打ち克った少年たち」;科学的で獰猛な実践;スパーリングの社会的論理;暗黙的かつ集合的な教授法;身体資本の管理)
スタジオ一〇四での試合の夜(「あんたは俺がしくじるんじゃないかって心配してる、何でかって、自分がそうだったからさ」;イリノイ州立ビルでの計量;不安な午後;スタジオ一〇四へようこそ;無様な前座試合;ストロングがハナーを四ラウンドTKOで破る;エキゾチック・ダンサーたちに主役の座を譲る;「お前があと二勝したら、俺は酒を止めてやるよ」)
“ビジー”ルーイー、ゴールデン・グローブに出場する
著者等紹介
ヴァカン,ロイック[ヴァカン,ロイック][Wacquant,Lo¨ic]
1960年フランス生まれ。現在、カリフォルニア大学バークレー校社会学部教授、またパリのヨーロッパ社会学研究所(Centre de sociologie europeenne)研究員を兼任。学術誌Ethnography編集長も務める
田中研之輔[タナカケンノスケ]
1976年生まれ。可児市出身。専攻は、都市社会学、社会調査法。現在、法政大学キャリアデザイン学部・大学院准教授、サイバー大学社外顧問、デジタルハリウッド大学客員准教授
倉島哲[クラシマアキラ]
1974年生まれ、長野市出身。専攻は、スポーツ社会学、身体論。現在、関西学院大学社会学部准教授
石岡丈昇[イシオカトモノリ]
1977年生まれ、岡山市出身。専攻は、スポーツ社会学、身体文化論。現在、北海道大学大学院教育学研究院助教、特定非営利活動法人社会理論・動態研究所所員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vonnel_g
石臼
まつゆう
taq
-
- 和書
- マヤの一生 子ども図書館