内容説明
ヒトは、生まれる前からすでに環境に適応し、学習する存在である―フランスを代表する心理学者、ヴォークレールによる、ピアジェ理論の新たな展開。生物進化の視点から、今日の胎児・乳幼児の発達研究を再考した意欲的テキスト。
目次
1章 発達心理学における疑問と考え方
2章 認知発達を研究する方法
3章 出生前の発達
4章 運動の発達
5章 知覚の発達
6章 認知発達の理論
7章 モノの知識と因果関係
8章 カテゴリー化
9章 空間の認知
10章 数の認知
11章 記憶
12章 音声知覚から最初のことばへ
13章 終わりに
著者等紹介
ヴォークレール,ジャック[ヴォークレール,ジャック][Vauclair,Jacques]
フランス・エクス‐マルセイユ大学教授。1947年スイス・ベルン生まれ。ジュネーヴ大学でピアジェに学ぶ。発生的認識論国際センター(ジュネーヴ)助手、ヤーキーズ霊長類研究所(アトランタ)研究員、認知神経科学研究所(マルセイユ)研究員などを経て、現職。専門は比較認知科学・発達心理学
明和政子[ミョウワマサコ]
京都大学大学院教育学研究科准教授。JST ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクトグループリーダー。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)。専門は比較認知科学、発達心理学
鈴木光太郎[スズキコウタロウ]
新潟大学人文学部教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専門は実験心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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