内容説明
発達にとっての「社会・文化」とは?生物学的な要因を基盤としつつ「世間」の中で育まれる発達を多層的・多面的にとらえる視点と理論。
目次
社会・文化に生きる人間
第1部 総説(発達を支える社会文化的基盤;「ヒト」と「人」―生物学的発達論と社会文化的発達論の間)
第2部 発達文脈としての社会・文化(発達早期;児童期・青年期の家族システム;成人期・高齢期;里親・養子・施設;発達早期=保育・child system;学齢期=学校・仲間;ソーシャルネットワークとソーシャルサポート;メディア社会、ネット世代の人間関係と若者文化;環境移行とライフサイクル)
第3部 人と社会の理解と社会的行動(心の理解の発達;社会的基準・ルールの理解と道徳性;慶剤・社会の仕組みに関する理解;向社会的行動;攻撃性・抑うつと問題行動)
第4部 情動と動機づけ(情動の起源と発達;情動理解と情動調整の発達―情動的知性を育む;アタッチメント;友情・恋愛・親密性;動機づけ)
第5部 自己とアイデンティティ(自己理解と自己概念;自己と文化;アイデンティティとパーソナリティ:生涯発達的視点;人生設計とキャリア発達;養育者としての発達:親アイデンティティ・養育者心性)
著者等紹介
氏家達夫[ウジイエタツオ]
北海道大学大学院博士後期課程中退。博士(教育学)。現在、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授
遠藤利彦[エンドウトシヒコ]
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京大学大学院教育学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。