内容説明
郡上おどりの来し方行く末は?長良川河口堰反対運動とは何だったのか?伝統文化と観光と環境運動。人々の交錯した語りのデータからリアリティの“民俗的色合い”を探る。水と踊りのまち発モノグラフ。
目次
郡上八幡へようこそ
第1部 郡上おどりを踊る(「城下町」というリアリティ―郡上八幡の社会学的スケッチ;郡上おどりの「保存」―伝統文化のリアリティをささえる推論;郡上おどりの「独自性」―あいまいさを管理する方法;“風情”という審美的リアリティ;ノスタルジーがささえる伝統文化の継承)
第2部 長良川を守る(直接対話のもどかしさ―長良川河口堰をめぐる分離型ディスコミュニケーション;対話を拒むレトリック―長良川河口堰をめぐる対決型ディスコミュニケーション;運動の分裂と自己正当化の語り―住民のカテゴリー化による微細な抵抗;「町衆システム」という仕掛け―地域社会の意志決定システム;論争としての観光・環境問題;郡上八幡の人々の生きざまに学ぶ)
郡上八幡の人々の生きざまに学ぶ
著者等紹介
足立重和[アダチシゲカズ]
1969年兵庫県生まれ。追手門学院大学文学部社会学科卒業、大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程修了、関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得退学。博士(社会学)。現在、愛知教育大学教育学部准教授。専攻は社会学(環境社会学、地域社会学、フィールドワーク論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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