目次
「科学・技術と社会」を考える
第1部 地下資源依存型産業活動の功罪と資本主義(大量生産方式の世界的展開とエネルギーの大量消費;再生エネルギー:風力発電技術の可能性とその社会 ほか)
第2部 情報通信技術の進展と現代産業社会(半導体技術の発展とグローバル競争;工作機械技術の発達と生産の自動化 ほか)
第3部 科学・技術の展開方向と科学者・技術者の役割(軍需生産への科学・技術動員と原爆計画―軍事大国アメリカへの軌跡;現代戦に対する科学者の行動と責任 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
satochan
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エネルギー問題、国や社会と公害・環境、技術とグローバル時代、技術の利用、科学技術と社会。流れがよかった。どの章もひとつひとつ考えさせられた。原発に頼らなくていいような社会が作れたら、公害を防がなかった国って誰のために存在しているのだろう、技術を国の力で上げていくことはどうしたら可能なんだろう、世界と競争するってどういうことなのだろう、自分の研究がどこに位置付けられて社会とどういう関わりがあるか、何に利用されるかもしれないかを考えて責任を持たないとなぁ。利用する人の問題も考えさせられた。どれも社会の一つだ。2012/07/12