出版社内容情報
原題 DER TRAUM VOM LEBEN Eine afrikanische Odyssee By Klaus Brinkbaumer, 2006
2006年、エゴン・エルヴィン・キッシュ賞受賞のルポルタージュ。
旅人をすっかり変えて、別の人間にしてしまう旅がある。ひっとして彼は旅の後で以前に戻りたいと思うかもしれない。しかしそれは不可能だ。かつての状態はすでに失われていて、かつての彼はもはや存在しない。なぜなら、彼の世界は彼の旅によって別の世界になってしまったからだ。それが旅の魅力かもしれない。だが同時にリスクでもある。ヨーロッパへ行こうとするアフリカ人のリスクがそれだ。(「第一章」より抜粋)
内容説明
家族を、故郷を捨てて、ヨーロッパへ旅立つアフリカ難民たち。放浪、追放、投獄、そして死が待つ過酷な旅―その夢と現実を克明に描きだす渾身のルポルタージュ。
目次
故郷
理由
錯誤
前線
海
著者等紹介
ブリンクボイマー,クラウス[ブリンクボイマー,クラウス][Brinkb¨aumer,Klaus]
1967年生まれのジャーナリストで、1993年以降はドイツの週刊報道誌『デア・シュピーゲル』に寄稿。『アフリカのオデュッセイア』は、2006年に同誌に掲載され、優れたルポルタージュ作品に授与されるエゴン・エルヴィン・キッシュ賞を受賞。ハンブルク在住
渡辺一男[ワタナベカズオ]
1946年、神奈川県小田原市生まれ。東京都立大学大学院博士課程中退(ドイツ文学専攻)。オーストリア在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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