出版社内容情報
中村 桂子[ナカムラ ケイコ]
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目次
第1章 関わりの中で続く(動きと関わりが生命を続かせる;熱帯林樹木の多様性が続くしくみ ほか)
第2章 しなやかに続く(一つ一つの生きものを見つめる眼差し;頑健さを支えるしなやかさを測る ほか)
第3章 変化しながら続く(形づくりが語る進化の物語;多様な細胞分裂様式に見る植物の進化 ほか)
第4章 限りある中で続く(美しさを根っこに横へのつながりを;文楽―家元・門閥なしに継承する独自の芸 ほか)
第5章 続く研究(ヒトのガンウイルスに挑む;生命現象の基本に「ゆらぎ」を発見 ほか)
著者等紹介
中村桂子[ナカムラケイコ]
JT生命誌研究館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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K
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(2009,460.4)生命誌2008vol.57-60.カバーが続く・分かれる生命誌の地図。これブッカー大変だったろうなぁ。奥付左下の「続く」はこれ表題?それとも「続」?他シリーズで確認してみたい。系統樹で続くことと分かれることの大事さを説いている。人間のいう「守る」は傲慢、生きものは生き延びようとし、多様化していくものであるとの中村先生の主張は鉄板。「輸入の遺伝子組み換えを嫌というなら、日本で高いお金を出して大豆を栽培できるようにしないと」とも納得。よくいる「エコな人たち」に突きつけたい本です。2020/04/12