出版社内容情報
目 次
第Ⅰ部 質的データ分析の基本原理
第1章 7つのタイプの「薄い記述」
第2章 豊かで厄介な質的データ
第3章 定性的コーディング
第4章 脱文脈化と再文脈化
第5賞 事例―コード・マトリックス
第Ⅱ部 質的データ分析の実際
第6章 資料を整理する
第7章 コーディングを行う
第8章 分析の方向性をさぐる
第9章 概念モデルをつくる
第10章 報告書を書く
補 章 マトリックスの成長と進化
付録 質的レポート・チェックリスト他
質的研究に関しては「必ずこれを守らなければならない」という、厳格なルールがあるわけでない。もっとも、だからと言って、決してどのようなやり方で研究を進めてもよいということではない。・・・つまり、質的研究の場合には、「金科玉条」ないし鉄則のような厳しいルールは必ずしもないのだが、一定の「ガイドライン」はたしかに存在するのである。(「はじめに」より)
内容説明
苦労してよい質的データが得られても、質の高い論文やレポートにまとめるのはむずかしい。「薄い記述」を克服し、ワンステップ上の「分厚い記述」に変えてゆくコツとヒント満載の、質的研究必携ガイドブック。
目次
第1部 質的データ分析の基本原理(7つのタイプの「薄い記述」―質的研究の質をめぐる問題;豊かで厄介な質的データ―翻訳としての質的データ分析;定性的コーディング―文脈と概念的カテゴリーのあいだの往復運動;脱文脈化と再文脈化―編集作業としての質的データ分析;事例‐コード・マトリックス―概念モデルの構築)
第2部 質的データ分析の実際(資料を整理する;コーディングをおこなう;分析の方向性をさぐる;概念モデルをつくる;報告書を書く)
マトリックスの成長と進化―「文書‐コード・マトリックス」から事例‐コード・マトリックスへ
付録
著者等紹介
佐藤郁哉[サトウイクヤ]
1955年宮城県に生まれる。1977年東京大学文学部心理学科卒業。1984年東北大学大学院博士課程中退(心理学専攻)。1986年シカゴ大学大学院修了(Ph.D.)(社会学専攻)。2000年‐2001年プリンストン大学社会学部客員研究員。現在、一橋大学大学院商学研究科教授。専攻は文化社会学、定性的調査方法論。著書に『暴走族のエスノグラフィー―モードの叛乱と文化の呪縛』(新曜社)(1987年国際交通安全学会賞受賞)、『現代演劇のフィールドワーク』(東京大学出版会)(AICT賞・第43回日経経済図書文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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