出版社内容情報
会話分析とは、人々が実際に行っている会話をデータにして、やり取りにおける規則やルールを見出そうとする研究方法です。ただし言語自体には関心がありません。会話分析では人々のやり取りにおいて、何がどのように行われているのかを調べようとします。そのための特徴的な方法が詳細なトランスクリプトの使用で、これにより人々のやり取りを非言語的な面も含めて詳しく見て取ることができるのです。(「1会話分析」より)
-----------------------------------------------------------------
【関連書籍】
『 エスノメソドロジー 』 前田泰樹ほか編著 (定価2520円 2007)
『 フィールドワーク 改訂版 』 佐藤郁哉著 (定価2310円 2006)
内容説明
それぞれの分析法が生まれた背景から研究例、具体的な研究方法まで、会話分析・ディスコース分析の世界を歩くためのハンディな「地図」。
目次
1 会話分析(会話分析からわかること―霊能力は存在するか?;会話分析の始まり―サックスが考えたこと ほか)
2 ディスコース分析(ある生化学上の論争―解釈レパートリー;ディスコース分析の始まり―『ディスコースと社会心理学』 ほか)
3 ディスコース研究の広がり(セックスの誘いは断りにくい―フェミニズム;心理学的概念のルーツ―認知と感情 ほか)
4 会話分析・ディスコース分析を始める(背景を知る―トピックと方法;データを集める―書き言葉と話し言葉 ほか)
5 論争と展望(研究者の政治的立場―会話分析と批判的ディスコース分析間の亀裂;言葉と現実の関係―相対主義と批判的実在論 ほか)
著者等紹介
鈴木聡志[スズキサトシ]
1961年秋田県生まれ。筑波大学大学院博士課程心理学研究科を中退し、現在、東京農業大学教職・学術情報課程准教授。専門は、教育相談、心理学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェリ
かづ
viola
イチイ
まあい
-
- 和書
- 毛深い闇