「作者」をめぐる冒険―テクスト論を超えて

個数:

「作者」をめぐる冒険―テクスト論を超えて

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788509047
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C1095

出版社内容情報

小説作品における作者はどこまでその<主体>として存在するか? 読みの現場から「機能としての作者」という見方を鮮明にして、「作者の死」を唱えるテクスト論を超え、漱石、潤一郎、大江、村上春樹らの作品の意表をつく読み方を示す。

 ・「ポストモダン思想の批判的再検討が始まっているが、、テクスト論も俎上に上ることも多くなった。流行が去るとただ忘れられることが多いなかで、こういう対話は貴重である。」評者:石原千秋(中国新聞、徳島新聞、茨城新聞など)

内容説明

「作者は死んだ」とするテクスト論的な読みを超えて、「機能としての作者」という視点から、リクール、ラカンなどを援用しつつ、日本文学に意想外の読みの地平を拓く。

目次

序 語り直す機構―「機能としての作者」と『舞姫』
1 視角としての「現在」―谷崎潤一郎(遡行する身体―『痴人の愛』の文化批判;「物語り」えない語り手―『卍』と大阪言葉;表象としての「現在」―『細雪』の寓意)
2 「現在」への希求―大江健三郎(「戦い」の在り処―『芽むしり仔撃ち』の「戦争」;「鏡」のなかの世界―『個人的な体験』のイメージ構築;希求される秩序―『万延元年のフットボール』の想像界と象徴界)
3 重層する時空(生きつづける「過去」―『夢十夜』の表象と時間;審美的な兵士―『野火』の倫理と狂気;生き直される時間―『ノルウェイの森』の「転生」)

著者等紹介

柴田勝二[シバタショウジ]
1956年兵庫県生まれ。大阪大学大学院(芸術学)博士課程修了。現在、東京外国語大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品