“私”という謎―自我体験の心理学

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  • サイズ B6判/ページ数 218,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788508989
  • NDC分類 141.93
  • Cコード C1011

出版社内容情報

 ・「死生観にまで踏み込んだ本書流の新パラダイムの模索が切に求められる。」(三浦俊彦氏評 読売新聞 2004.05.30)

内容説明

なぜ、自分は自分に生まれたのだろう?どうして私は、今ここにいるのか?他の人も、ほんとうに自分と同じような意識をもっているのだろうか?心理学はどう答えられるのか。

目次

第1部 “私”の謎という果てなき旅へ(自我体験とは;子どもが“私”と出会うとき)
第2部 深まりゆき多岐化する“私”の謎(どうして私は私なのか―架空なんでも雑談掲示板;ぼくたちが住んでいたもう一つの世界―俯瞰の視点と独我論的体験)
第3部 紙上シンポジウム―“私”の謎の心理学(“自我の発見”の再発見;中学生の自我体験を探る;自我体験―沈思のディスコース;紙上シンポジウムへの補足とコメント;発達心理学から見た自我体験)

著者等紹介

渡辺恒夫[ワタナベツネオ]
最終学歴、京都大学大学院博士課程単位取得退学。現職、東邦大学教授。研究領域、生涯発達心理学、科学基礎論

高石恭子[タカイシキョウコ]
最終学歴、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。現職、甲南大学文学部教授・学生相談室専任カウンセラー。研究領域、学生相談・女性の心理療法
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感想・レビュー

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「なぜ私は私なのか」「なぜ私は私以外の何者でもないのか」「私と○○さん、というのは同一なのか」「○○さんという私と、私という存在は違うものだと感じる」そんな異様な存在論を、問いかけてくる本だった。私自身、自我体験、と呼ばれるものはしている。「自分以外の人はロボットで、神様が自分を試すために用意した抜け殻だ」というのが私の自我体験である。これは、唯我論的自我体験と呼ばれ、自我体験の一種だ。自我体験とは、アイデンティティと少し違い、信仰が薄れた現代における必然的な問い。哲学、文学、更には宗教にも通じた一冊。2018/06/30

アルクシ・ガイ

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むかーし読んでましたね。時間があったら、じっくり再読します。

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