神、人を喰う―人身御供の民俗学

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神、人を喰う―人身御供の民俗学

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788508422
  • NDC分類 380.4
  • Cコード C1039

出版社内容情報

人身御供も祭りや伝承は私たちの先祖の生活と心象について何を語るか。世界各地に存在した食人風習とどう関わるか。民俗学や考古学が封印してきた人身御供譚の始原にひそむ暴力=「血なまぐさいもの」を私たちの歴史のリアルとして読み直す。2002年度サントリー学芸賞受賞。

内容説明

生ま身の人間を「食べ物」として神に捧げる。なぜこのような「野蛮で残酷な」話が現代まで語り伝えられているのか。人身御供譚をもつ祭の現場に身をおいて祭と語りのダイナミックな関係をさぐり、食・性・暴力をめぐる民俗的想像力の根源にせまる、気鋭の大胆な論考。

目次

序章 「人身御供」はどのように論じ得るか
第1章 「人身御供の祭」という語りと暴力
第2章 祭における「性」と「食」
第3章 人身御供と殺生罪業観
第4章 人形御供と稲作農耕
終章 人柱・人身御供・イケニエ

著者等紹介

六車由実[ムグルマユミ]
1970年、静岡県生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。文学博士。民俗思想論専攻。現在、東北芸術工科大学東北文化研究センター研究員。論文に「人身御供と祭」(『日本民俗学』220号、第20回日本民俗学会研究奨励賞受賞)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かっぱ

27
「驚きの介護民俗学」の著者ということで手に取った本です。著者は日本で本当に人身御供のような残酷なことが行われた事実はないという立場ですが、なぜ、そのような話がさも真実であったかのように語り継がれてきたかについての考察が進められていく。ここで紹介される愛知県稲沢市の儺追祭についての記述が興味深かった。また、自然界の中にあっては人間もまた捕食される側にまわることがあるのだということにも気づかされた。そして「人身御供譚」そのものが、共同体の結束を強め、維持していくために捧げられた「貢物」であるということにも。2014/09/18

テツ

25
古の本邦では人間は神にアクセスしやすかった。森羅万象全てに神を見出しその慈愛に頭を垂れその怒りに慄く。生贄というシステムは神と直接アクセス出来た時代でだけ有効なんだろう。穀物を、小動物を、同胞である人間を(本書では人間を生贄にするということは行われなかったという立場だけれど)上位存在に捧げこちらに振り向いてもらい意思を通じあわせようとするシステム。血生臭いけれど大いなる存在を感じることが出来る世界って生きやすいだろうなと思ってしまう。民俗学は面白いですね。2017/10/27

おもむけ

19
人身御供の平等な暴力性は近世に入り藩などの介入によって祭祀改変され、儀式に必要な人を金で雇うというかたちで隠蔽されていきながらもそれによって「いまわしい過去」になった人身御供を村落共同体の「自己の語り」=共有する記憶として継承し、その「根源的な暴力」の記憶と再認することで共同体の秩序を更新していくというプロセスがある。頭屋制という形式をとった宮座における、神への性的な奉仕者=憑坐としての女性という機能が神への饗応役としての女装に変容しさらに人形御供という変遷を辿ることからもそのシステムを見ることができる。2022/01/27

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

19
*民俗学・神道考古学*日本神話・天皇ネタの小説読解の為読了。人身御供の祭りや伝承は何を語り…それは、各地に存在した食人風習とどう関わるか。民俗学や考古学が封印してきた古代民俗にひそむ暴力を…今宵、歴史的実像として紐解く!?(紹介文・他より)――宗教的合法殺人とも言える『人身御供(人柱)』。それが実際に行われたか?否か?その証明は難しい。その為本書では、人身御供を歴史的事実とは扱わず、その伝承や祭祀の呪術的原理、歴史的民俗背景などから、構造主義的な分析という考古学の正攻法でアプローチされています。 ⇒続き2014/05/01

きいち

9
人身御供の物語を語る人の意識にあくまで寄り添い解き明かす(おもしろい!)過程で、当事者の立場を徹底しながらも、著者に訪れてくる「私もまたこの問題をモノとして扱っているのでは?」という不安。そもそも自分の中のリアルと向き合いたいからこそのこのテーマへのこだわり、リアルな身体を見つけ続けていこうとする目。。。そこにどうしても、のちに介護の世界に呼ばれることになる六車の「芽」を、そういくしかないという生き様を、勝手に読みこんでしまう。とても切実な一冊だった。2012/09/01

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