出版社内容情報
20世紀のオペラ<映画>、その神話的創造の意味と転生への招待。人は映画を見るとき何を見るのか? この体験の本質を、確かな理論的まなざしによってとらえながら、映画の歴史、個々の映像作家と作品の特性に即して明快に語った極上の映画論。
内容説明
映画は、夢なき世界の夢。虚構のなかの真実、真実のなかの虚構。スクリーンの英雄たちの魔術をこのうえなく深く、しかもこのうえなくコンパクトに語る。
目次
1 歴史―映画作品の歴史的多様性(映画の誕生;サイレント映画の主な諸傾向;トーキーのクラシック映画;ヌーヴェル・ヴァーグと現代映画)
2 理論―イマージュの威力とその魔的な魅力の喪失(イマージュの現実;現実のイマージュ;イマージュの繁茂に脅かされる映画)
著者等紹介
三好信子[ミヨシノブコ]
1943年中国に生まれる。明治大学文学部卒業。フランス政府給費留学生としてパリ第八大学修士取得。1970年よりパリ在住
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