出版社内容情報
日本の子どもたちの学力低下の主な原因は、家庭、学校、教育産業をも巻き込んだ「ごまかし勉強を生成するシステム」にある。どうしたら子どもたちがまっとうな学習を身につけ、学ぶ楽しさを味わえるようになるのかを、主要な教科に即して詳しく解説する。
・「学校週5日制に寄せて------『ごまかし勉強』横行」
・東京新聞2002年6月3日夕刊、藤澤氏のエッセイより
内容説明
子供の学力低下の主要な原因=「ごまかし勉強」なぜかくも広がったのか?家庭、学校、教育産業がどうかかわっているか。「ごまかし勉強」のおそるべき実態。
目次
第1章 勉強は、もううんざり
第2章 学習はどのように成立するか
第3章 中学生の家庭学習の変化
第4章 「ごまかし勉強」の意味と特徴
第5章 書店の学参売り場から見える子供の変化
第6章 ごまかし勉強の実態に迫る
著者等紹介
藤澤伸介[フジサワシンスケ]
東京都出身。慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。跡見学園女子大学文学部教授。東京大学大学院教育学研究科附属学校臨床総合教育研究センター客員教授。慶応義塾大学教職課程センター非常勤講師。埼玉県草加市立松江中学校運営委員。(以上2002.1現在)応用心理士。学校心理士。専門は教育心理学・認知心理学。Hammond Bay Elementary School,Woodlands Middle School(CANADA)、教育総合研究所学力開発センターで教育や認知カウンセリングを実施。学問の面白さと有益さをいかに次世代に伝えるかに関心がある
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