出版社内容情報
危険のしるしである髑髏じるしを英語で「ジョリー・ロジャー」(陽気なペニス)と言いますが、それは何故でしょう? イエス・キリストの名前の由来は? また、街なかでライオンの口から水が出ているのに出くわしますが、何故ライオンの口から? 英語辞典や百科事典には書かれていないその由来を、イメージやシンボルの連想を手がかりに探り、四千年の昔から人類文化の底に脈々と流れるイメージの力を浮かび上がらせます。現代の科学的論理的な思考では理解できないイメージ的思考の魅力と威力を、人類史のなかに探った壮大な「イメージの文化誌」の試みです。著者は『イメージ・シンボル事典』(大修館)の翻訳をはじめとする、イメージ研究の第一人者。
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【関連書籍】
『 季節の美学 』 塚本瑞代著 (定価3360円 2006)
『 肉体作品 』 P・ブルックス著 (定価5565円 2003)
『 カタチの歴史 』 今井和也著 (定価2520円 2003)
内容説明
髑髏じるしは“陽気なペニス”?!髑髏じるしを“ジョリー・ロジャー”というのはなぜ?イエス・キリストの名前の由来は?なぜライオンの口から水が流れ出るの?英語辞典・百科事典などには書かれていないその由来を、イメージやシンボルの連想を手がかりに探り、人類文化の底に脈々と流れるイメージの力を浮かび上がらせる。
目次
第1章 髑髏じるしは「陽気なペニス」?!―男根のイメージ連想(海賊船の旗の由来とイメージ;エジプト神話と男根;オシリスの男根は冬至の日に切断された―クリスマスはなぜ十二月二十五日なのか ほか)
第2章 キリストとは「油を注がれた者」の意味(イエス・キリストの名前の由来;なぜ油を注ぐのか;イエス・キリストは固有名詞か―キリストは称号か呼び名か)
第3章 ライオンの口から水が流れ出るのはなぜ?(新宿駅頭のライオン像;黄道十二宮の獅子宮と古代エジプト;日本における他のライオン頭部像 ほか)
著者等紹介
山下主一郎[ヤマシタカズイチロウ]
1926年(大正15年)東京都生まれ。1950年、東京大学文学部英文学科卒業。1969年から1996年まで、中央大学教授。現在、中央大学名誉教授
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