悪戯文化論―わるガキの群像

悪戯文化論―わるガキの群像

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788507449
  • NDC分類 384.5
  • Cコード C1036

出版社内容情報

 子どもはなぜ、ワルさをするのでしょう? 大人は何故してはいけないことをあえてするのでしょう? ――その昔、だれもが興じたイタズラ。その記憶を鮮やかに掘り起こしながら、本書は、私たちにとって「悪」の衝動がどれほど度しがたいか、周りとの「戯」れがいかに大切かを説いてゆきます。そうして浮かびあがるのは、少年非行・犯罪・いじめの問題。「社会の潤滑油」と「殺人鬼の温床」の境界、創造と破壊のボーダーランドを渉るなかで、高度情報化の波間に消えた《人間的文脈》を取り戻すという課題が浮かび上がることに…。

 ・「母の友(福音館)」2001.5 高橋幸子氏評
 ・「週刊 金曜日」2001.6.1

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 【関連書籍】
 『 プレイワーク入門 』 小笠原浩方著 (定価1995円 2006)
 『 不登校は終わらない 』 貴戸理恵著 (定価2890円 2005)
 『 現代ひったくり事情 』 産経新聞大阪社会部 藤掛明著 (定価1890円 2000)

内容説明

子どもの悪戯は大人にとって非常に厄介だが、そこには、子どもの成長にとって大きな意味がある。本書では、教育的にはきわめて現実的な問題でありながら、これまであまり問われることのなかった子どもの悪戯について、その意味を訊ねている。

目次

序 トム・ソーヤーの悪戯
1 オレたち、こんな悪戯をした!―現代いたずら事情
2 悪ガキたちの泣き笑い―少年のこころの振幅
3 靴隠しがいじめになる時―悪戯の「見境」はどこに?
4 悪ふざけが犯罪になる時―想像力が停止した子どもたち
5 内なる鬼と天子の力くらべ―子どもと「悪」
6 文化としての悪戯―秩序を活性化させるカオス
結 シニカル・パフォーマンス

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