出版社内容情報
どうして恋は実ったり実らなかったりするのか? どうして、ある人を好きになり、別の人にはそうならないのか? 著者のスターンバークは高名な認知心理学者ですが、やはりこういう疑問に悩まされたようです。そして本を読んだりカウンセラーを訪ねたりしても答えを得られなかったので、自分で研究し、人はそれぞれ愛についての物語をもっていて、自分と同じ、あるいは自分の物語を補ってくれる物語をもっている相手に恋をする傾向がある、ということを確かめました。その成果がこの本です。
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【新曜社の関連書籍】
『 自分を知り、自分を変える 』 T・ウィルソン著 (定価2993円 2005)
『 女の能力 男の能力 』 D・キムラ著 (定価3045円 2001)
『 人間 この信じやすきもの 』 T・ギロビッチ著 (定価3045円 1993)
内容説明
あなたはどんな物語を書くか?どんな物語を生きているか?愛という難問に悩んだ認知心理学者がみいだした、人間関係の新理論。
目次
1 愛の物語とは(物語としての愛;愛についてのさまざまな物語;物語の要素 ほか)
2 愛の物語(関係が非対称な物語;パートナーや関係を対象としてみる物語;協調しあう物語 ほか)
3 愛の物語が意味すること―物語を書き替え、関係を改善することは可能だろうか(「愛とは物語である」という見方を検証する;愛とは?)