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内容説明
ジュブナイルポルノの女王が薦める、「官能小説」というビジネス。デビューから20年間で培ったノウハウを元に、仕事の見つけ方から、企画の立て方、物語の書き方まで、デビューへの道のりをサポート。さらに、デビュー後の営業の方法まで、一冊ですべてフォロー。著者が実際に使っている企画書作成用の箱書きシートつき。現役のフランス書院編集長&編集者計4名のインタビューを掲載!
目次
1 ポルノ作家という仕事
2 ポルノ作家の仕事先
3 ポルノのツボはここにある
4 長編ポルノ小説を書いてみよう
5 投稿しよう
6 編集者から連絡が来たら
7 本が出たらすること
8 作家として軌道に乗り始めたら
著者等紹介
わかつきひかる[ワカツキヒカル]
小説家。2001年ナポレオン大賞受賞。2007年幻冬舎アウトロー大賞特別賞受賞。2011年宝島社日本官能文庫大賞・岩井志麻子賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ずっきん
29
なぜか消えていたため(涙)、簡潔に再アップ。文章を書くことのハードルを下げてくれる良書。文章が上手すぎる作品の書写は勧めないとは。目から鱗だった。ターゲットとツボを押さえて、でも一番大事なのは自分が興奮するジャンルを書こうとな。出版社情報と編集者インタビューが面白かった♪2018/03/03
getsuki
14
とても分かりやすいポルノ小説の書き方本。一定の需要があるジャンルだから、書けるようになると強いなぁ……業界事情やレーベルカラーの違い、実務的な話なども面白い。2017/07/14
シャル
10
タイトルからもわかる通りいわゆる『小説家になる方法』系の本であるが、この本が異色なのは焦点をいわゆる官能小説に絞り、その方法をなにを書くかという想像と発想ではなく、どういう仕事を捕まえるかという実務に軸足を置いている点であろう。ポルノ作家とはどういう仕事であり、その作品を書く上でなにを重視すべきかを解き、そうしてどのようにその後につなげていくのか。作者本人の体験から語られるそれらはまさにサヴァイヴ術そのものである。書きたい人だけでなく、業界の一端に触れたい人にも興味深い一冊であることだろう。2017/07/06
nishiyan
9
フランス書院美少女文庫を主戦場に20年に亘ってたくさんの小説を発表しているわかつきひかる氏による創作指南書。ポルノ小説の実情から、レーベルの種類、読者層まで詳しく説明されている。実作指南もわかりやすく、創作にあたってのシートがついているのは親切。ツボを押さえていないと、どんなに上手い文章をかけてもデビューに到れないというのはもっともだな。デビュー後の版元への売り込み方や企画書の書き方まで書いてあって、実践的。結論としては社会人として常識のない人は駄目ということかしら。 2017/08/27
アカツキ
8
ポルノ作家はどういう仕事をしているか、なるにはどうすればいいかを書いた小説教本。…というより女性に向けたポルノ作家業を売り込みかな?これはこれで面白いけれど、小説の書き方を知りたいなら同著者の「日曜ポルノ作家のすすめ」、藍川京「女流官能小説の書き方」を勧める。2024/08/11