出版社内容情報
越境する知の旅へ
カルチュラル・スタディーズは、文化の内に潜む国家・民族の境界線を問い直し、アカデミズムの知とその他の知との境界線を問い直し、学問を細分化する境界線を問い直すことから生まれた新しい文化研究の流れです。本書は、その中心人物スチュアート・ホールをはじめとするイギリスの研究者と日本の研究者が一堂に会し、四日間にわたって開いたシンポジウムの記録で、充実した発表と討論はひろく公刊が待たれてきました。カルチュラル・スタディーズ本来の、国境を越えた出会いと対話の成果として、哲学、社会学、人類学、文学、歴史学、政治学等幅広い分野の研究者、大学院生の期待にこたえるものです。
・「出版ダイジェスト」99.5.21
・「週刊読書人」 99.6.18 田崎英明氏評 書評特集・カルチュラル・スタディーズ
・朝日新聞夕刊 9.1 特集単眼複眼「相次ぎ刊行のCSの関連書」
・「論座」 2000.1月号 上野俊哉氏評 特集 パーティを読み解く10冊
・「図書新聞」99.8.28 特集インタビュー「極西から極東へのCS」 平井玄氏評
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【関連書籍】
『 マス・コミュニケーション理論 』 バラン、デイビス著 (上3780円 下3465円 2007)
『 スケートボーディング、空間、都市 』 I・ボーデン著 (定価5775円 2006)
『 文化理論用語集 』 P・ブルッカー著 (定価3990円 2003)
【新 刊】
『 ワードマップ エスノメソドロジー 』 前田泰樹ほか編 (定価2520円 2007.8月)
内容説明
文化のナショナルな境界線を問い直し、アカデミズムの知とその外の知との境界線を問い直し、学問を分割する境界線を問い直すカルチュラル・スタディーズ。その中心人物スチュアート・ホールほかイギリスの研究者を招いて開かれたシンポジウムの全記録。
目次
基調講演
ワークショップ(ネーションとポストコロニアリズム;身体、空間、資本主義;カルチュラル・スタディーズの国際化;メディア、ジェンダー、セクシュアリティ;メディア、テクノロジー、オーディエンス)
総括討論
特別論文
感想・レビュー
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瀬希瑞 世季子
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