目次
コールバーグ理論の現在（公正推論の個体発生を合理的に再構成した理論；心理学的研究の対象となる道徳領域の拡大；ソフトな段階とハードな段階の区別；ソフトな仮説的第７段階の設定；形式と内容の区別；下位段階ＡとＢ；道徳的判断と道徳的行為に関する研究；社会・道徳的環境に関する研究；第６段階の希釈；経験的研究に先だつ前提を研究のインプリケーションから区別する）
批判の概要と回答
要約と結論
感想・レビュー
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かおりん
4
アメリカの研究者ローレンス・コールバーグは、人間の道徳的判断には発達段階があるとする哲学的・心理学的研究により、学界の論争を巻き起こした。人生につきものな道徳的ジレンマに、人はどう向き合い、判断し行動するか。本書では、コールバーグの理論とそれをめぐる論争の展開を概観することができ、学術的コミュニケーションのすがたを垣間見る趣で示唆に富む1冊といえる。2012/03/24
