内容説明
働きながら進学をめざす一人の女性。職場にとけ込むことを阻む自意識の悩み。先行きの不安と惑い。父親との確執。異性への目覚め。ある青春の日々が鮮やかに活写される。
目次
はじめての職場
白いブラウス
気になるひと
礼子の助言
岡沢の癖
走り使いと鬱屈
粗相
初めての化粧
受験の焦り
となりの席
T社にアルバイトに行く
岡沢に会えない日
受験の手続き
職場に出た日
春の旅行
何も言えなくなった
「もう、忘れ物はないかい」
著者等紹介
木下径子[キノシタミチコ]
本名、斉藤博子。1935年東京生まれ。都立小山台高校卒。早稲田大学第二文学部仏文科中退。日本文藝家協会、日本ペンクラブ、鎌倉ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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