目次
第1章 幼年時代・音楽修業の時代
第2章 音楽家として自立の道
第3章 開花した創作力
第4章 世界に広がる名声
第5章 祖国を離れて
第6章 最後の年月
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
林 一歩
20
彼の脳裏に響き続けたという音色を私も目にしたいと思う。音楽は聴くものであると同時に(心の)目で見る芸術品だと思う。特にロシアの作曲家の作品に顕著。2014/05/06
二条ママ
4
図書館本。娘は初めてレッスンでラフマニノフの課題曲を頂いたので、自分もこの作曲家、ピアニストについて少しでも知りたいと思い、図書館で予約した。タイトルの通り、ラフマニノフの作品と生涯を紹介した本だ。ラフマニノフの祖国への愛に感動した。生涯通しての大きな力になってると思う。ラフマニノフの曲を聞いてみたら、その漂ってる哀愁、深い溜め息みたいな長いフレーズ、甘美なメロディに沈酔した。良い本だった。娘にも読んでほしい。2023/05/15
nono
4
ロシア人の、祖国や故郷に対する思い入れは非常に強く、独特なものであると思う。彼が幼いときに聞いた「ソヒヤ教会の鐘の音」は、生涯彼の頭の中から消えることはなく、祖国を離れた後も、幾度も作品の中に現れ続けた。それはいったいどのような響きであったのか。2013/03/19
みこ
1
ラフマニノフの生涯を通して紹介する一冊。作曲家として、ピアニストとして、指揮者として多くの成功をおさめた人物であったが、その根底にあるロシア音楽への愛は凄まじいものであると思った。必ずしも裕福でなく、常に幸せではなかったものの、音楽活動を最後まで続けることができていたのはひとえにその愛によるところが大きいのであろう。2022/01/30
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