内容説明
1944年フィリピンを支配していた日本軍は、抗日ゲリラの活動をおそれて住民たちを、みさかいなく虐殺するようになった。「ゲリラ討伐という名目の住民虐殺」である。その歴史が高校生たちの力によってあきらかにされた。
目次
第1章 インタビュー
第2章 インタビュー解説
第3章 より深く理解するために…―何を私たちは知っているのだろうか(フィリピンという国について;フィリピンの歴史―自由と平和を求める心;太平洋戦争とフィリピン;日本とフィリピンの関係;埼玉県とフィリピンの関係―沖縄出身の人々の関わり;日本に住むフィリピン人)
第4章 この本を読む若い人たちのために
著者等紹介
江藤善章[エトウヨシアキ]
1949年生まれ。早稲田大学教育学部地理歴史専攻。現在、さいたま市立大宮北高等学校社会科教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Onenotesamba
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オンライン英会話でフィリピンの先生達と話す機会が多くあり、ふと戦時中に日本軍がなにをしたのか気になって手にした本。1941年の真珠湾攻撃の後、米占領下のフィリピンを占領。最初は親切だった日本人も戦況があやしくなるにつれて筆舌に尽くしがたい暴虐非道を繰り返すようになる。ゲリラ活動が力を持つようになると、ゲリラ人員を判断できないため民間人もまとめて殺戮していた。100ページにわたる被害者のインタビュー内容は読んでいて辛い。1945年の終戦までにフィリピン人は民間人も含めて110万人の死者が出たと言う。 2021/02/12
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