感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
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2025年6月25日発行(初版)。特集テーマは「働きたい気持ちを育む働き方」。読み終えて、改めてこのテーマを考える。「働き方」が「働きたい気持ち」を「育む」ってどういうこと? 色々疑問が生まれてくる。そもそも「働き方改革」って何? 行政の命名なのだろうが、「働かせ方」ではないのか。労働者は自ら「働き方」を決めることはできない。ICT導入で良くなるとは思えない。その点で、櫻井論文、西垣論文には違和感を持った。労働組合の重要性を改めて喚起する、巻頭の蓑輪論文「〈働き方改革〉と二つの経済学」は面白く読んだ。2025/07/18