感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
3
2024年2月25日発行(初版)。特集は「こども家庭庁・こども基本法とこれからの保育を問う」。特集テーマと同名の大宮勇雄氏の講演と座談会を収録。講演を赤線を引きながら読んでみた。「社会や政治のあり方に根ざした深刻な問題は脇に置いて、子どもに直接関わっている人が問題だ」という打ち出し方が問題だ、という部分に早速線をひいた。今起こっている問題を「再生産とケアの危機」と捉えていることにも触発された。また、子どもたちを「自立した個人」と捉えていることの問題点も了解した。そうそう簡単に「自立」できるものではない。2024/03/20