内容説明
スホムリンスキーは、ソビエトのウクライナ共和国の一農村であるパヴルィシの中学校長であった。そして同時に、自分の実践とそれを支える教育論について、多くの著書、論文を著わしている。その業績は、草稿段階のものも含めれば極めて膨大な量にのぼっている。そのため、ソビエトにおいても、まだ全集として整理されるまでにいたっていない。本書においては、スホムリンスキーの「知的教育」に関する所論が、彼の著書や論文のなかから選択され、整理されている。いわば、スホムリンスキーの「知的教育」論に関するアンソロジーである。
目次
1 知的教育―その本質及び共産主義教育の体系におけるその位置と役割
2 学校は知識、教養、知的素養と知的労働を生み出すものである
3 自然の世界と知的教育
4 知的労働の喜び、学習の成果の喜びを子どもに与えよう
5 子どもの思考と知的能力はどのように発達するか
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