日本の作家<br> 追憶に生きる 建礼門院右京大夫

日本の作家
追憶に生きる 建礼門院右京大夫

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784787970183
  • NDC分類 911.132

内容説明

王朝から中世へ、歴史の一大転換期に清盛の女徳子に仕え、平資盛・藤原隆信と恋愛し、平家の滅亡を目のあたりにした建礼門院右京大夫は、その後の五十有余年を資盛との愛にすがり、『建礼門院右京大夫集』を書き遺した。本書は、自身も僧籍にある著者が、人生無常を基調に、学殖を傾けて綴った感動の書。

目次

序章 無常と常住
第1章 人と作品
第2章 右京大夫とその家系
第3章 右京大夫の呼称
第4章 宮仕え
第5章 平資盛
第6章 藤原隆信
第7章 愛別夢幻
第8章 蒼波千里
第9章 落日の平家
第10章 歎きに耐えて
第11章 深山寂光
第12章 星空燦然
第13章 再出仕
第14章 しのばしき昔の名
終章 追憶の日々

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すばる

1
原文のみの建礼門院右京大夫集を読み始めたが、ちょっと山が高すぎる。そこにちょうどこの本が届いた。様々な史料をもとに建礼門院右京大夫という人を浮かび上がらせる。先に小説を読んだからか、よくわかる。おや、と思ったのは、右京太夫が星を詠んだこと。故新村出によれば、和歌には星夜の美をうたったものがないのだそうだ。右京太夫はそれだけで価値があると。 月をこそながめなれしか星の夜の 深きあはれをこよひ知りぬる 旅に出て見出した美だ。何度も見ている星空なのに今宵初めて知ったと。後の世の私の胸にも確かに響いた。 2024/05/22

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