内容説明
天智・天武の両帝に愛され、運命的な恋を鮮やかに歌った額田王は、万葉集に短歌3、長歌9の秀歌を残すだけで、伝記は未詳。本書は同時代を生きた群像や資料を追究して、宮廷歌人としての額田を浮き彫りにし、強い詩精神に裏づけられた明るく澄んだその作品の中から、妖艶で美しい額田を解明する。
目次
第1章 君が袖振る
第2章 宇治の仮廬
第3章 秋の風吹く
第4章 熟田津の月
第5章 味酒三輪の山
第6章 秋山われは
第7章 御陵仕うる鏡の山
第8章 古に恋うらむ鳥
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