目次
序 古典を「読む」(古典を「読む」前に;「偽装朧化」の効能と“作者”の創造)
『うつほ』『落窪』『源氏』を「読む」(『うつほ物語』共鳴と星の閃き;『うつほ物語』偽装的祝祭とミカドの物語;『うつほ物語』過去と記憶の再生産;『落窪物語』色好みの男の系譜へ;『源氏物語』母親思慕物語の創出)
三島テクストを「読む」(『潮騒』デキ王子の「語り/騙り」の物語;「夢と人生」三島テクストから見る“終焉”の方法)
三島テクストから古典を「読む」(“三島由紀夫”は古典をどのように小説化したのか;“三島由紀夫”と中古文学―鏡面としての豊饒の海;『浜松中納言物語』夢幻的物語構築の方法;『源氏物語』「至高の禁」の系譜)
“藤原定家”から古典を「読む」(『松浦宮物語』まことそらごとの物語論;『松浦宮物語』「転生」という物語史)
著者等紹介
伊藤禎子[イトウテイコ]
1978年7月20日山口県に生まれる。2001年3月清泉女子大学文学部日本語日本文学科卒業。2006年3月学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程単位修得退学。専攻(学位)、日本語日本文学(博士)。現職、学習院高等科教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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