目次
第1章 その生涯(生年と時代;父母兄弟と周辺の人々;斎院(時代)まで
斎院退下後
1180年(治承四)以後
1190年(建久元)以後、死まで
死の後)
第2章 和歌(概説;三つの百首;歌の本質)
著者等紹介
小田剛[オダタケシ]
1948年京都市に生まれる。1976年神戸大学大学院文学研究科修士課程(国文学専攻)修了。専攻、中世和歌文学。現在、龍谷大学仏教文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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双海(ふたみ)
7
「玉のをよ絶なばたえねながらへば忍ぶる事のよはりもぞする」の絶唱で知られる、新古今随一の閨秀(女流)歌人・式子内親王。その生涯〈生〉と和歌〈表象〉について、最新の研究成果を踏まえ一般向けに書き下ろした。ということだが、文章がなかなか読みづらい笑2023/09/24
そーだ
2
一番有名な「玉の緒よ…」の歌は、もう食傷気味なのかほとんど触れられていなかった。准三宮になったのは割と遅く、歌人としての最盛期はさらに遅れるのは意外だった。式子内親王の歌人としての活動は、和歌好きな後鳥羽院に取り入ろうとする、政治的な活動でもあったのかなと勘ぐってしまう。2015/12/27
なかがわみやこ
2
歌は載ってないので、これから拾い集めるのが大変です。2012/10/20
Waka
1
友人が式子内親王の講座のために買い、そのおさがりをまとめてくれたなかの1冊。「小田先生のは……文章が下手すぎて……」と言っていたのだが、なるほど苦笑。まともな研究者の文章ではあるが、決して読みやすくはない。私なら4文ぐらいに分けるだろう文を一文にしている。中身はまともなので、いま再読している。休子内親王は式子内親王の同母妹ではないと近年わかったのだが、この図書はその確定の前に書かれたものだろうか。2020/10/23