内容説明
「郷歌」は、万葉仮名の原典であると同時に、東アジア文化圏の古代歌謡を知る原典でもある。古代朝鮮半島の新羅に残された貴重な古代歌謡の全貌が、いま明らかになる。
目次
第1部 郷歌の注解と研究(郷歌概説;薯童謡(巻第二、武王条)
彗星歌(巻第五、感通第七、融天師、真平王代)
風謡(巻第四、義解第五、良志使錫条) ほか)
第2部 東アジアの古代歌謡(東アジア文学の中の郷歌;東アジア文化圏における郷歌の文学史的位置;郷歌と詩頌―郷歌と東アジアの仏教文学;郷歌の呪祷性 ほか)
著者等紹介
中西進[ナカニシススム]
1929年8月21日東京都に生まれる。1959年3月東京大学大学院博士課程修了。学位:博士(文学)。現職は奈良県立万葉文化館長、京都市中央図書館長、堺市博物館長ほか
辰巳正明[タツミマサアキ]
1945年1月30日北海道富良野市に生まれる。1973年3月成城大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程修了。学位:博士(文学)。現職は國學院大學教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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