内容説明
神楽―全国各地で行われているにもかかわらず、そのルーツはよく知られていない。平安時代の天皇を魅了し、貴族たちを夢中にさせた御神楽とは、どのような行事であったのか。知られざる王朝びとの芸能文化に光を当てる本格的な御神楽入門書。
目次
1 天皇即位の儀礼(鳥羽天皇の大嘗会;鳥羽天皇の清暑堂御神楽 ほか)
2 御神楽と神楽歌(恒例行事と臨時行事;御神楽の行われる儀礼 ほか)
3 年中行事の中の御神楽(年中行事の形成と変遷;大陸文化と国風文化 ほか)
4 御神楽をめぐる人々(御神楽に奉仕した人々;平安時代の楽家 ほか)
5 堀河天皇と御神楽(堀河天皇と笛;『禁秘鈔』の「芸能」 ほか)
著者等紹介
中本真人[ナカモトマサト]
1981年奈良県北葛城郡新庄町(現・葛城市)生まれ。2005年慶應義塾大学文学部人文社会学科国文学専攻卒業。2012年慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程修了。学位:博士(文学・慶應義塾大学)。現職:新潟大学人文学部准教授。主著:『宮廷御神楽芸能史』(新典社、2013年)にて、第31回日本歌謡学会志田延義賞、第9回新潟大学人文科学奨励賞阿部賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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