新典社新書
源氏物語二つのゆかり―継承の主題と変化

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  • サイズ 新書判/ページ数 158p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784787961310
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C0295

内容説明

桐壺更衣に端を発し、藤壺、紫の上へとつながる「紫のゆかり」と、桐壺更衣から明石君へと流れる血縁がなす「復権のゆかり」。二つのゆかりは、光源氏の運命を定めた三つの予言の間にたゆたい、長編物語を構築する。表には見えない物語や、作者紫式部の隠された意図をも乗せ、一貫して源氏物語を支えているものとは。

目次

1 源氏物語の長編構造―予言とそこに隠されたもの(三つの予言と裏に秘められた運命;帝の素質はあるが、帝にはなれない―予言1 ほか)
2 藤壺の物語―桐壺帝は知っていたか(光源氏の運命の女性―内発的な力;輝く日の宮、光源氏 ほか)
3 復権のゆかり―明石君の物語(呼称―人の呼び方;明石君という呼称 ほか)
4 一人の女性を愛する物語―紫の上(理想的女性、でも平安貴族としては異例;紫の上の登場―無垢の魅力 ほか)

著者等紹介

熊谷義隆[クマガイヨシタカ]
1955年1月22日宮城県石巻市に生まれる。1978年3月宮城教育大学教育学部卒業。1980年3月東北大学大学院修士課程修了。専攻:国文学。現職:山形短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紗希

0
新書なので軽く読める。入門から一歩進んで、少し研究にも興味がある人向け。2020/07/01

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