内容説明
江戸時代の人々は、自分たちの生きている時代を自ら贔屓にし謳歌していたという。だからこそ、そのくらしぶりは江戸人たちのあこがれであった歌舞伎の舞台にもいきいきと登場する。人気役者の衣装、日本食の定番メニュー、江戸の住居や芝居小屋。江戸時代から現代まで人気の芝居、歌舞伎から抜き出した、めくるめく江戸の粋。
目次
1 芝居にみる江戸の「衣」(時期によって変化していった流行;流行した役者好みのデザイン;江戸時代の役者はブランドメーカー ほか)
2 芝居にみる江戸の「食」(江戸の「食」文化史;代表的嗜好品・酒;年中行事と「食」 ほか)
3 芝居にみる江戸の「住」(都市・江戸における武家地と町人町の形成;火事と喧嘩は江戸の華;経済効果を生んだ江戸の火事 ほか)
著者等紹介
吉田弥生[ヨシダヤヨイ]
東京都港区に生まれる。1995年3月学習院大学大学院博士前期課程修了。専攻(学位)は日本近世期文芸・演劇(博士・日本語日本文学)。現職、文京学院大学・短期大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 太陽の坐る場所 文春文庫