内容説明
平氏の栄華と没落の様子をドラマチックに描いた平家物語。多くの人びとによって感動をもって読まれ、語り継がれてきた。一族の滅亡を目の当たりにして、平氏の人びとは「死を超えた何か」を見出すことが出来たのだろうか。平家物語を読み解きながら、その死の意義と美学を追求する。
目次
1 忠度―文学と死(忠度の都落;忠度最期)
2 小宰相―女性の尊厳
3 壇ノ浦の戦い―平家の滅亡(安徳天皇の崩御;平家の滅亡―能登殿最期・内侍所都入)
4 建礼門院の往生―潅頂巻(後白河法皇の御幸;建礼門院の物語り;建礼門院の往生―女院死去)
著者等紹介
佐伯雅子[サエキマサコ]
1955年12月1日岡山県玉野市に生まれる。1978年3月聖心女子大学文学部国語国文科卒業。1980年3月聖心女子大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻は中古・中世文学、和漢比較文学。現職、近畿大学九州短期大学、人間総合科学大学助教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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