内容説明
日本に現存する最古の歌集『萬葉集』。様々な視点からながめてみると、新鮮な発見がうかがえ、それぞれの生活や意見が鮮明に見えてくる。物語や、人々の思い、そして今や知る人も少ない美しいことばの数々…。萬葉びとの世界を自由にすずろ歩く楽しい散歩みち。
目次
1 むかし乙女ありけり―萬葉の中の説話(むかし娘子ありけり;竹取の翁 ほか)
2 くれなゐ匂ふ―表現と発想(日常のつぶやき;暁の「かはたれどき」に ほか)
3 きみ待つの木に降る雪の―ことば(はろけし;音、ほのか ほか)
4 語りつぎ言ひつぎ行かむ―時をうたう(ひとむかし;「語り継ぐ」こと ほか)
5 天の鶴群―展開する言葉と文字(まろ;心と形 ほか)
著者等紹介
廣岡義隆[ヒロオカヨシタカ]
1947年1月福井県大飯郡に生まれる。1969年3月三重大学教育学部卒業。1973年3月大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。博士(文学)(大阪大学)。現職、三重大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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