NHKブックス<br> 生元素とは何か―宇宙誕生から生物進化への137億年

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生元素とは何か―宇宙誕生から生物進化への137億年

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140911976
  • NDC分類 461
  • Cコード C1340

内容説明

私たちヒトをふくむすべての生物は、約30種類の「生元素」から成り立っている。そこには原始の地球環境に起こったドラマが刻まれていた。私たちを構成する生元素のそれぞれを見ていくことで元素の性質の違いが巧みに組み合わされた生命現象の仕組みに迫り、物質誕生から生命誕生へ、そして私たちへとつづく、進化の物語を追う。物理学、化学、生物学を「元素」という統一的な視点から横断し、最新の研究成果を盛り込んで描く物質と生命の物語。

目次

第1章 元素の誕生と宇宙の歴史
第2章 化学進化から初期生物進化へ
第3章 生命をかたちづくる物質・生元素
第4章 生元素がつくるヒトの体
第5章 生元素はなぜ選ばれたのか
第6章 物質を取り込む細胞のメカニズム
第7章 微量生元素のドラマ
第8章 生元素から未来へ

著者等紹介

道端齊[ミチバタヒトシ]
1947年、石川県生まれ。1971年、新潟大学理学部生物学科卒業。同大学院理学研究科修了。1976年、東京大学大学院理学系研究科動物学専門課程博士課程修了。理学博士。富山大学文理学部生物学科講師、同理学部助教授、広島大学理学部附属臨海実験所教授、同大学院理学研究科生物科学専攻教授を経て、2012年より広島大学名誉教授。1995年、(社)日本動物学会賞。1996年、(財)井上学術賞受賞。専攻は動物生理学、分子生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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bapaksejahtera

12
生元素という言葉は一般辞書に無いが生物化学では昔から使われていた。言うまでもなく生物に利用される各種の元素で、人間等陸上生物でもその構成元素は海水のそれと大きく変わらない。本書では多様な濃度と機作を有する生元素が、いかにして生物中に活用されてきたか、元素周期律表を多用しつつ記述する。説明は元素の誕生から始まり生物の発生を経て現生生物に至る。記述はC、H、Ca等の多量に使用される元素よりも周期律表中位にある遷移元素金属が錯体としてタンパク中に取込まれ酵素として生体反応に機能する様を中心に述べる。頗る難解だ。2023/01/06

天然水仕込み

2
「宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議」を読んで生物無機化学に興味を持ち、探して読んでみたのがこの本。各々の事象を丁寧に説明しているが、二章「細胞がどのようにしてできたか」について詳細に説明する必要があったのか。少し冗長な気がしたので、もう少し簡略してほしかった。ただ、数値データが多く、参考になるので、この分野に興味がある人にはオススメしたい。2014/04/20

柏原 輝彦

1
元素は一挙に現れたのではなく、宇宙の歴史に沿って順番に生まれた。その順番も元素の性質と結びついた必然のながれ。なぜその元素が生元素にえらばれたのか、という問いを通して、元素の化学的性質と宇宙誕生から生命・環境の進化を知る。化学反応を進めるために必要な”濃度”。元素存在度と反応性が大事。酸化還元酵素、転移酵素、加水分解酵素、リアーゼ、リカーゼ、異性化酵素。Moは海洋中の濃度が高いのに、生物機能が明らかにすくない。未知の生物機能。元素の生体必須性が明らかになるまでの歴史。リン酸とグリセロールを含んだ膜。2014/08/08

がま

1
生元素を主役に据えた一般書などあまりなかったのではないだろうか。生元素とは私達ヒトを含む生物を構成する、約30種類の元素のことである。これらの元素は、初期生物進化の際に、原始海洋に溶解していた元素群から選び抜かれたと考えられている。例えば、血液が鉄分を含有していることは有名だが、その他にも私達の体では銅やマンガン、ニッケルなども生元素として利用されているのである。元素をキーワードに生物・化学・物理学を絡めて進んでいく本書は、科学にも諸分野の横断的な思考が重要であるということを教えてくれる。2013/09/13

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