目次
影印・翻字(源氏は都を離れて須磨に移り住む決意をし紫上との別れを悲しむ;花散里や藤壷など多くの女性たちは源氏の離京を悲嘆する;源氏は三月二十日頃に都を離れて須磨に赴く;離京に先だち左大臣邸を訪れ左大臣や三位の中将などと昔を語る ほか)
解説(ハーバード大学美術館蔵『源氏物語』二冊の古写本の来歴について;海を渡った古写本『源氏物語』―「須磨」の場合)
資料 ハーバード本と大島本との主要本文異同一覧(含・尾州家本、麦生本)
著者等紹介
伊藤鉄也[イトウテツヤ]
1951年生まれ。王朝物語文学研究者。国文学研究資料館・総合研究大学院大学教授。NPO法人「源氏物語電子資料館」代表理事。國學院大學大学院博士前期課程修了、大阪大学大学院博士後期課程中退。1990年に『源氏物語受容論序説』(桜楓社)で高崎正秀博士記念賞受賞、2002年に『源氏物語本文の研究』(おうふう)で博士(文学、大阪大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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