出版社内容情報
《内容》 都立清瀬小児病院における小児内分泌疾患の豊富な症例を呈示。
《目次》
略語一覧
(1)遺伝子異常による下垂体機能低下症
―PIT-1遺伝子異常症・PROP-1遺伝子異常症など
(2)MRI invisible stalk syndromeによる下垂体機能低下症
(3)下垂体腫瘍
(4)GH単独分泌不全症
(5)GH分泌不全症以外の低身長
概説1 胎児成長遅滞と成人発症2型糖尿病およびそれに引き続く
動脈硬化病変との関係
概説2 低身長
関連事項:小児内分泌疾患の診断-とくに機能評価の原則について
概説3 一般臨床医のための小児の骨系統疾患X線診断
概説4 GH結合蛋白:GHBP
概説5 小児期成長ホルモン不応症症候群の診断および治療
概説6 軟骨内骨化
概説7 インスリン受容体・IGF-Iノックアウトマウスの進歩
(6)中枢性尿崩症
(7)腎性尿崩症
(8)先天性甲状腺機能低下症
参考資料:軽症クレチン症の病型診断法
(9)後天性甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの正常値
(10)甲状腺ホルモン中毒症
(11)22q11.2欠失症候群
(12)偽性副甲状腺機能低下症
(13)CaSR機能亢進症
(14)一過性副甲状腺機能低下症
(15)HDR症候群
(16)StAR遺伝子異常症
(17)CYP21A2遺伝子異常症(21水酸化酵素欠損症)
(18)AHC遺伝子異常症(先天性副腎皮質低形成)
(19)副腎不全
(20)Cushing病・Cushing症候群
副腎ステロイドホルモンの正常値
概説8 臨床に必要な副腎皮質の基礎知識
(21)Adrenoleukodystrophy
(22)LHRH依存性思春期早発症
(23)Leydig Cell Hyperplasia
(24)機能性卵巣嚢腫
(25)Turner症候群
概説9 Turner症候群
(26)SHOX遺伝子異常
(27)Noonan症候群
(28)無精巣症(候群)
(29)WT-1遺伝子異常症(Drash症候群・Frasier症候群)
(30)SOX-9遺伝子異常症
(31)混合性性腺異形成
(32)真性半陰陽,XX男性
(33)アンドロゲン受容体遺伝子異常症
(34)5αリダクターゼ欠損症
概説10 性分化
参考資料:エストロゲン受容体ノックアウトマウスの生殖器における表現型
(35)二次性性腺機能低下症
(36)Prader Willi症候群
概説11 思春期遅発
性ステロイドホルモンの正常値
LHRH負荷試験の正常値
hCG負荷試験の当院のデータ
(37)くる病
概説12 くる病とPHEX周辺の進歩
(38)1型糖尿病
(39)糖尿病性ケトアシドーシス
(40)2型糖尿病
概説13 小児糖尿病の治療原則
(41)MODY(maturity-onset diabetes of the young)
(42)ケトン性低血糖症
(43)肥 満
概説14 脱水の治療
付録 糖尿病-学校用資料
付録 1型糖尿病教育用項目
索 引
内容説明
本書はどこから読みはじめても理解していただけるようにした。構成は症例の呈示と、一般事項の概説からなる。症例は経過とポイントからなり、臨床医が理解しやすいように、可能な範囲で実際の症例からポイントを学んでいける形をとっている。概説では、小児内分泌学の大きなテーマの中から、診断概論、低身長、糖尿病、性分化、くる病を取りあげた。
目次
遺伝子異常による下垂体機能低下症―PIT‐1遺伝子異常症・PROP‐1遺伝子異常症など
MRI invisible stalk syndromeによる下垂体機能低下症
下垂体腫瘍
GH単独分泌不全症
GH分泌不全症以外の低身長
中枢性尿崩症
腎性尿崩症
先天性甲状腺機能低下症
後天性甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモン中毒症〔ほか〕
著者等紹介
長谷川行洋[ハセガワユキヒロ]
東京都立清瀬小児病院内分泌代謝科医長。1982年慶応義塾大学医学部卒業、同年小児科学教室入局。1984年東京都立清瀬小児病院非常勤。1985年東京都立久留米養護学校校医兼任(1988年7月まで)。1988年東京都立清瀬小児病院内分泌代謝科(指導医:土屋裕先生)。1989年スタンフォード大学小児科内分泌部門visiting scholar。1990年東京都立清瀬小児病院内分泌代謝科。1992年現職。2001年慶応義塾大学医学部小児科学教室客員講師
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