小児科研修医ノート―医のこころ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 702p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787812254
  • NDC分類 493.9
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 小児科の現場の全体像の把握や現場の医療を実践するために必要な要点をわかりやすく解説。先輩医師の経験談などのエピソードを若手医師へのメッセージとしてコラム欄に収載。    

《目次》
序 
A これから小児科医になる人に
 1 社会的共通資本としての医療 
 2 小児医療の生命倫理 
B 小児科研修の概要
C 勉強のしかた
                    
D 人間関係
E 小児科医と社会(地域)との結びつき 
F 医療文書の書きかた
 1 診療録(カルテ) 
 2 電子カルテの使いかた 
 3 温度板 
 4 家系図 
 5 処方せん 
 6 指示せん 
 7 食事せん 
 8 説明書・同意書および入院診療計画書とクリニカルパス 
 9 診断書 
 10 紹介状 
 11 紹介医師へのご返事 
 12 退院サマリー 
 13 死亡診断書(死体検案書) 
 14 病歴管理 
 15 健康管理指導表 
 16 母子健康手帳 
 17 英文診断書,紹介状,返事,予防接種証明書 
G 診療の実際
 1 家族への説明と病名告知にあたっての注意 
 2 ターミナルケアと臨終にあたっての注意 
 3 蘇生や治療の中止の決断 
 4 脳死判定 
 5 インフォームド・コンセント 
 6 看護記録の活用 
 7 当直の業務 
H 小児のみかた
 1 小児の診察の基本 
 2 身体計測 
 3 バイタルサイン 
 4 問 診 
 5 頭頸部のみかた 
 6 胸部のみかた 
 7 腹部のみかた 
 8 四肢のみかた 
 9 神経学的診察法 
I 基本的な検査法
 1 採血法 
 2 採尿法 
 3 一般尿検査・尿沈さの読みかた 
 4 髄液採取法 
 5 髄液細胞数の測定 
 6 骨髄採血法とその読みかた 
 7 皮内反応 
 8 血液型検査・交差適合試験 
 9 呼吸心拍モニター 
 10 経皮モニター 
 11 簡易小型血糖測定器の使いかた 
 12 細菌学的検査 
 13 迅速診断キット 
 14 培養のとりかた 
 15 グラム染色 
 16 真菌の鏡検 
 17 病理検査 
 18 検査時の鎮静 
J 治 療
〔1〕 基本的な治療手技
 1 留置針 
 2 注 射 
 3 滅菌,消毒法,手洗い 
 4 切開,排膿 
 5 抑制のしかた 
 6 中心静脈ラインの管理 
 7 輸 血 
 8 導尿の適応と方法 
 9 酸素療法 
 10 鼻口腔吸引・気管内吸引 
 11 吸入療法 
 12 胸腔穿刺のしかた 
 13 胃洗浄 
 14 胃・十二指腸チューブの入れかた 
 15 腹膜透析 
 16 浣 腸 
 17 坐剤の挿入法 
〔2〕 基本的な治療器具の扱いかた
 1 輸液セット・輸液ポンプ・シリンジポンプ 
 2 加湿器・インスピロンネブライザー 
 3 自己膨張型バックと流量膨張型バック 
 4 人工呼吸器 
 5 除細動器 
〔3〕 基本的な薬剤の使いかた
 1 抗菌薬 
 2 鎮咳去痰薬 
 3 解熱薬 
 4 止痢薬 
 5 気管支拡張薬 
 6 強心薬と血管拡張薬 
 7 抗腫瘍薬 
 8 副腎皮質ステロイド 
 9 利尿薬
 10 ガンマグロブリン製剤 
 11 漢方薬 
 12 軟 膏 
 13 点眼薬 
 14 点鼻薬 
 15 輸液の適応と内容 
〔4〕 小児科医に必要な栄養の知識
K 感染症対策
L 救急治療
 1 心肺蘇生 
 2 不整脈 
 3 咳嗽・呼吸困難 
 4 けいれん・意識障害 
 5 急性腹症 
 6 吐血・下血 
 7 嘔吐・下痢 
 8 脱水症 
 9 急性腎不全 
 10 糖尿病性ケトアシドーシス 
 11 乳幼児の不機嫌 
 12 3か月未満児の発熱 
 13 溺 水 
 14 熱 傷 
 15 熱中症(暑熱障害) 
 16 鼻出血 
 17 異物誤飲 
 18 薬物中毒 
 19 咬 傷 
 20 CPAOAとSIDSの対応法 
 21 救急隊への対応 
M 新生児医療
〔1〕 新生児の基本的管理
 1 新生児室・分娩室入室時の注意 
 2 分娩の立会い 
 3 異常出産時の対応法 
 4 新生児の診察のしかた 
 5 奇形の診察と記載 
 6 新生児搬送 
 7 家族のケア 
 8 カンガルーケア 
〔2〕 新生児の基本的手技
〔3〕 新生児の対処法
N 医療事故 
O 予防医学・健康管理
 1 予防接種―保存・接種部位・接種方法― 
 2 予防接種―海外事情(渡航者向け)― 
 3 乳児健診 
 4 幼児健診 
 5 新生児マス・スクリーニング 
 6 学校医・園医の役割 
 7 こころのケア 
 8 学校検診―心臓― 
 9 学校検診―腎臓― 
 10 育児支援 
 11 事故の予防とファーストエイド 

内容説明

本書では、先輩医師が自らの研修医時代を思い起こして、小児科の現場の医療を実践するために必要な要点をわかりやすくまとめていただいた。本書の全編を通じて流れているものは先輩医師から研修医への暖かいエールである。自らの苦い経験を踏まえた貴重なアドバイスも随所に含まれている。また、含蓄の深いお話がたくさんコラムに書かれている。

目次

これから小児科医になる人に
小児科研修の概要
勉強のしかた
人間関係
小児科医と社会(地域)との結びつき
医療文書の書きかた
診療の実際
小児のみかた
基本的な検査法
治療〔ほか〕

著者等紹介

五十嵐隆[イガラシヒロシ]
東京大学大学院医学系研究科小児医学講座教授

渡辺博[ワタナベヒロシ]
東京大学大学院医学系研究科小児医学講座講師。宮内庁東宮職東宮侍医

田原卓浩[タハラタカヒロ]
国立成育医療センター総合診療部小児期診療科医長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品