出版社内容情報
《内容》 国試出題基準準拠。膨大な内容をコンパクトにまとめ,各細目ごとに重要度別を区別。自己チェック欄,過去問(1999年,2000年実施)全題とその正解・解説,予想問題100題を付した。昨年版をより一層パワーアップした。 《目次》 第I編 医学概論 第1章 医学概論 A. 健康,疾病,障害の概念と社会環境●B. 医の倫理●C. 医療行為●D. 人口・保健統計●E. 疫学●F. 健康管理●G. 母子保健●H. 生活習慣病●I. 精神保健●J. 感染症対策●K. 環境保健 第2章 解剖学 A. 発生●B. 脳神経●C. 脳血管系 第3章 生理学 A. 細胞生理学●B. 生体の恒常性●C. 神経生理 第4章 病理学 A. 奇形●B. 循環障害●C.炎症●D. 腫瘍●E. 遺伝●F. 免疫 第5章 内科学 A. 検査●B. 内科治療学総論●C. 循環器系疾患●D. 呼吸器疾患●E. 膠原病●F. 血液疾患●G. 消化器疾患●H. 腎臓疾患●I. 内分泌・代謝疾患●J. 老年医学 第6章 小児科学 A. 小児の成長と発達●B. 胎児医学と出生前医学●C. 運動器疾患●D. てんかんと痙攣性疾患●E. 感染症●F. 自閉症●G. その他の疾患●H. 発育期の言葉の問題 第II編 聴覚学 第1章 聴覚系の構造と機能 A. 外耳●B. 中耳●C. 内耳(迷路)●D. 聴器の機能●E.聴覚路と聴覚中枢●F. HzとdB●G. 治療 第2章 聴覚心理学 A. 可聴範囲(聴野)●B. 音の大きさ(ラウドネス)●C. 音の高さ(ピッチ)●D. 持続時間の短い音(短音)の知覚●E. 音の強さ,周波数,持続時間の弁別●F. マスキング●G. 両耳聴の効果 第3章 聴覚障害学 A. 難聴をきたす疾患●B. 小児の聴覚障害●C. 成人の聴覚障害●D. 視覚聴覚二重障害 第4章 聴覚障害疾患学 A. 外耳疾患●B. 中耳疾患●C. 内耳疾患 第5章 聴力検査 A. 乳幼児の聴力検査●B. 成人の聴力検査 第6章 補聴器・人工内耳 A. 補聴器・人工内耳の対象●B. 補聴器の種類と構造●C. 人工内耳の種類と構造 第III編 音声・音響学 第1章 発声のための構造・機能 A. 声が出るということ●B. 構音(調音)に関する部位●C.声 第2章 言語学 A. 言語学・文法とは●B. 心理言語学 第3章 音声学 A. 調音器官●B.母音●C . 子音●D. 音素と異音●E. 超分節的要素●F. 音節と拍(モーラ)●G. 同化と調音結合●H. リズム●I. プロソディー 第4章 音響音声学 A. 音波の形●B. スペクトル●C. フォルマント●D. 共鳴腔という名の構音装置●E. 音響分析 第5章 音声障害 A. 音声の検査●B. 音声障害の分類●C.音声障害の治療 第6章 形成外科学・臨床歯科医学・口腔外科学 A. 口唇裂●B. 口蓋裂●C. 頭蓋,顔面の異常●D. 口腔内の衛生●E. 顎関節疾患●F. 補綴処置の役割 第7章 嚥下障害 A. 嚥下 第IV編 言語障害(構音障害と失語症) 第1章 言語発達障害 A.中枢性言語(発達)障害●B.言葉の出力系の障害 第2章 障害別評価と指導 A.精神遅滞●B.自閉症(広汎性発達障害)●C.脳性麻痺●D.特異的言語発達遅滞●E.言語性学習障害●F.後天性言語障害●G.ノンバーバル・コミュニケーション 第3章 言語発達段階に即した指導・訓練 第4章 機能・器質性構音障害 A. 構音障害の概念●B. 構音の検査●C. 機能性構音障害●D. 構音の発達●E. 器質性構音障害●F. 舌切除に伴う構音障害●G. 発音補助装置 第5章 運動障害性構音障害 A. 検査●B. 言語病理学診断●C.リハビリテーション 第6章 失語症 A.失語の病巣●B.失語の診断●C.失読と失書 第7章 失語症の検査とリハビリテーション A. 失語症の検査と評価●B . 失語症の予後●C. 失語症のリハビリテーション 第8章 吃音 A. 障害の発生メカニズムと理論的背景●B. 吃音に関する検査●C. 吃音の治療・訓練 第V編 中枢神経系 第1章 臨床神経学 A. 脳血管障害●B.脳腫瘍●C. 脳外傷●D. てんかん●E. 脱髄性疾患●F. 神経感染症●G. 変性疾患●H. 変性性痴呆●I.神経・筋疾患 第2章 神経系の構造・機能・病態 A. 運動系●B. 体性感覚系●C. 聴覚系の機能構造●D. 辺縁系 第3章 高次脳機能障害 A. 概要●B. 痴呆●C. 記憶障害●D. 失認●E. 失行 第VI編 心の領域 第1章 精神医学 A. 精神疾患の分類●B. 内因性疾患●C. その他の精神障害●D. 精神保健 第2章 臨床心理学 A. 人格の記述●B. 異常心理学●C. 心理的治療(心理療法や心理学的援助)●D. 危機への適応と障害の受容 第3章 生涯発達心理学 A. 発達の様相 第4章 学習・認知心理学 A. 感覚・知覚●B. 学習●C. 記憶 第5章 心理測定法 第VII編 リハビリテーション,その他 第1章 リハビリテーション医学 A. 障害の概念●B. 診断と評価●C. 治療学総論●D. 各種疾患のリハビリテーション 第2章 社会福祉・教育 A. 社会福祉の法律●B. 障害者プランと介護保険●C. 社会福祉の援助技術 第VIII編 第1回言語聴覚士国家試験問題(1999年) -標準解答と小解説- 第IX編 第2回言語聴覚士国家試験問題(2000年) -標準解答と小解説- 第X編 模擬試験問題 模擬試験問題解答 索 引
内容説明
言語聴覚士の試験では、聴覚、音声、言語障害などは当然として、耳鼻咽喉科、口腔外科、形成外科の臨床から心理学、精神医学、リハビリテーションにまで及ぶ、ほかに類をみないほどの広範囲な知識と経験を要求されます。本書は、この取り組みにくい受験に対応するために、「実戦」に則した内容としました。
目次
第1編 医学概論
第2編 聴覚学
第3編 音声・音響学
第4編 言語障害(構音障害と失語症)
第5編 中枢神経系
第6編 心の領域
第7編 リハビリテーション、その他
第8編 第1回言語聴覚士国家試験問題(1999年)―標準解答と小解説
第9編 第2回言語聴覚士国家試験問題(2000年)―標準解答と小解説
第10編 模擬試験問題