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出版社内容情報
《内容》 片頭痛に認められる一般的特徴を列記すると共に各種薬剤の特徴,注意点を著者の臨床経験を基に統計的な結果を示した。現場臨床で頭痛を診断する内科医には必携の一冊. 《目次》 I 片頭痛の臨床特徴 1 脈拍に一致した拍動感の痛みを呈する 2 頭痛は片側に出現するか,両側に出現するとしても強さに左右差がある 3 頭痛は,数日ないし数週の間隔をおいて発作性に出現する 4 長くても2~3日で頭痛はいったん治まる 5 頭痛発作時に,悪心,嘔吐などを伴うことがある 6 頭痛発作時に,強い光,大きな音,不快な臭いで頭痛が強まることがある 7 頭痛が出現する数十分ないし数時間前に,目のチカチカ,頸すじの張り,生あくび,不定の予知感などの前駆症状が先行する 8 雑踏,寝過ぎ,炎天下,飲酒,運動などによって頭痛が誘発,強化される 9 夜中あるいは目覚めのとき,頭痛が現れていた経験がある 10 頭痛の強い部分を手で圧迫すると,その間頭痛が軽快する 11 頭痛は,遅くとも30歳までに現れる 12 両親,同胞,子供など,血縁者のなかに似たような頭痛を訴える人がいる 13 女性に多い頭痛である 14 妊娠中には頭痛が現れないか,現れたとしても軽度である 15 血圧はどちらかというと低めのほうである 16 下痢,発熱などの自律神経症状が現れることがある II 片頭痛の病型と解説(付)群発頭痛 III 片頭痛の薬物治療 IV 国際頭痛学会による片頭痛診断基準