出版社内容情報
《内容》 歴史上の著名な音楽家の病跡をさぐり,その疾患が作品に与えたであろう影響を,現代医学から推察したユーモアあふれるエッセイ集.
《目次》
序
Part I 古楽
1.音楽家の寿命
2.ヒルデガルド・フォン・ビンゲンの幻視
3.リュリと外傷性壊疽
4.悪魔のトリル タルティーニの入眠時幻覚
5.マラン・マレーの膀胱結石手術
6.ヴィヴァルディの喘息
7.バッハとヘンデル 白内障
Part II 古典派
1.ハイドンの鼻ポリープ
2.モーツァルトI
毒殺?慢性腎炎?シェーンライン-ヘノッホ症候群?モーツァルトの死
3.モーツァルトII
ザルツブルグの頭蓋骨 あるいは 頼朝公13歳のしゃれこうべ
4.ウィリアム・ハーシェル 長寿に恵まれた作曲家兼天文学者
5.ベートーヴェンの聴力障害
Part III 19世紀(ロマン派,国民楽派)
1.フランツ・シューベルトと梅毒
2.パガニーニと関節過伸展
3.ショパンの肺疾患
4.落第医学生 ベルリオーズ
5.オッフェンバックのホフマン物語
6.ワグナーとA型行動パターン
7.メンデルスゾーンの呪われた家系
8.シューマンと多重人格
9.フランツ・リスト あるヴィルティオーソの生涯
10.ブラームスI
ブラームスとビルロートの友情
11.ブラームスII
子守唄と睡眠時無呼吸発作
12.ムソルグスキーのアルコール中毒
13.チャイコフスキーとコレラ
14.日曜作曲家 ボロディン教授
Part IV 20世紀(後期ロマン派,現代音楽)
1.マーラーの心内膜炎
2.ガーシュインの脳腫瘍
3.音楽が書けなくなった作曲家 モーリス・ラヴェル
4.バルトークの不機嫌と慢性骨髄性白血病
参考文献(全文)
参考文献(各項目)
著者紹介
内容説明
1998年より「産科と婦人科」誌に連載した「ミューズの病跡学」から音楽家を中心にまとめ、一部を加筆。
目次
1 古楽(音楽家の寿命;ヒルデガルド・フォン・ビンゲンの幻視 ほか)
2 古典派(ハイドンの鼻ポリープ;モーツァルト1―毒殺?慢性腎炎?シェーンライン‐ヘノッホ症候群?モーツァルトの死 ほか)
3 19世紀(ロマン派、国民楽派)(フランツ・シューベルトと梅毒;パガニーニと関節過伸展 ほか)
4 20世紀(後期ロマン派、現代音楽)(マーラーの心内膜炎;ガーシュインの脳腫瘍 ほか)
著者等紹介
早川智[ハヤカワサトシ]
昭和33年岐阜県関市生まれ。昭和58年日本大学医学部卒業。昭和62年日本大学大学院卒業(医学博士)。昭和60~61年米国City of Hope研究所生殖遺伝学部門にて大野乾博士に師事。平成7年日本大学医学部産婦人科講師。平成11年国立感染症研究所エイズ研究センター協力研究員(兼任)。平成12年富山医科薬科大学医学部産婦人科非常勤講師(兼任)。専攻は産婦人科学、生殖免疫学、生殖遺伝学、芸術医学史
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