心筋シンチマスター・ガイド

心筋シンチマスター・ガイド

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  • サイズ A5判/ページ数 117p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787810366
  • NDC分類 492.12
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 心筋シンチ体系的教育の入門編。これから循環器診療を学ぶ研修医、コメディカルを対象に日常臨床で実際に役立つ知識・内容を臨床シンチ画像とともに徹底解説する。    《目次》 第1章 心筋シンチグラムの基礎  A.心臓核医学検査とは  B.シンチグラフィの原理  C.心筋シンチグラム撮像に要する器材    1.放射性同位元素(RI:Radio-isotope)       a. 塩化タリウム(201TlCl)       b. テクネチウム血流製剤(99mTc-MIBI,99mTc-Tetrofosmin)       c. テクネチウムピロ燐酸 (99mTc-PYP)       d. 脂肪酸代謝製剤 (123I-BMIPP)       e. 交感神経製剤 (123I-MIBC)    2.ガンマカメラ    3.コンピュータ    4.フィルム(ハードコピー)  D.機器・プロトコールによる分類    1.プラナー法とSPECT法    2.安静時法と負荷時法 (運動負荷,薬剤負荷)    3.シングル (single) とデュアル (dual)撮像    4.心電図同期と非同期  E.各病態による負荷心筋シンチグラムの適用法       a. 症状,運動負荷心電図試験から狭心症の確診が得られない場合       b. 狭心症の重症度診断       c. インターベンション予定患者のviability判定       d. 不安定狭心症の診断とリスク評価       e. 急性心筋梗塞後のリスク評価       f. インターベンションのfollow-up       g. 非心臓手術時のリスク評価  F.負荷心筋シンチグラムの具体的検査法    1.運動負荷心筋SPECT検査の進め方    2.薬剤負荷心筋SPECT検査の進め方    3.画像再構成  G.心筋SPECT画像の基本    1.心筋SPECT断層像       a. 左室のみが描出される       b. 心筋血流シンチグラムは相対画像である       c. SPECTの基本断面は,短軸,長軸垂直,長軸水平の3つ       d. カラー表示は診断・説明に便利       e. 各断層像の位置関係と冠動脈灌流域を覚える    2.ブルズアイ (Bull's eye) 表示画像       a. ブルズアイは短軸像を押しつぶして同心円表示したもの       b. ブラックアウト表示は局在診断に有効       c. 洗い出し (washout) 表示は絶対評価;多枝病変の診断に有用  H.心筋シンチグラム検査で診断すべきこと    1.虚血診断       a. 梗塞と虚血を区別する       b. 持続性欠損=梗塞,一過性欠損=虚血       c. 再分布現象は虚血のサイン       d. 逆再分布現象は再灌流後で血流は良好       e. “確診”と“疑い”と“否定できず”    2.局在診断    3.予後予測  I.実際の心筋シンチグラムの読影手順    1.撮像条件は適当か       a. 十分な負荷はかかっているか       b. アイソトープの取り込みは診断に耐えうるか,注射漏れはないか       c. 断層像の再構成は正しくなされているか,ズレはないか       d. 他のアーチファクトの要因を探す    2.心拡大はあるか    3.心不全傾向はあるか    4.異常像判定のコツ       a. まず短軸像で%取り込み50%以下の部分を探す       b. 2つ以上の断面像で欠損があれば有意欠損       c. 虚血と梗塞の別,viabilityの有無を判定       d. 冠動脈支配に一致するか否かを判定       e. 冠動脈病変同定のポイント 第2章 症例集    1.正常例    2.注射漏れ    3.体動によるアーチファクト    4.肥満によるアーチファクト    5.乳房によるアーチファクト    6.梗塞と虚血の混在    7.虚血:完全再分布    8.虚血:不完全再分布    9.逆再分布現象    10.広汎前壁梗塞,心室瘤形成    11.前壁梗塞,再灌流成功後    12.前壁虚血    13.前壁梗塞,D1含まず    14.前壁梗塞    15.前壁梗塞,心尖部付近    16.前壁梗塞,対角枝領域    17.前側壁虚血,中間枝または対角枝領域    18.広汎下壁梗塞    19.下壁梗塞    20.広汎な後側壁梗塞    21.後側壁梗塞+虚血    22.後側壁梗塞    23.高位後壁梗塞    24.側壁虚血    25.多枝病変    26.左主幹部病変    27.広汎梗塞    28.拡張型心筋症    29.左心不全兆候    30.サルコイドーシス 第3章 応用問題集    1.右冠動脈か左冠動脈回旋枝か    2.LAD近位部か中間部か    3.重症度はどうか    4.正常?異常?病変は?    5.正常?異常?    6.責任病変はどこか    7.責任病変は1カ所?    8.冠動脈造影の適応は? 参考文献 索引

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