内容説明
本書は、各種薬剤の成績について特に詳しく記載されている。また治療薬選択の手順についても記載されており、片頭痛としての診断を下された患者に対して、治療指針を与えるものである。なかにはわが国には存在しない薬剤も述べられているが、その一方で、他疾患の薬剤と思われているもののなかにも、片頭痛に対して効力を発揮する薬剤が存在する。それらはすでに頭痛専門家の間ではよく知られたことでもあるが、まだ多くの臨床家には正しく知られていない。それらの薬剤には一長一短があるが、まだわが国では薬剤間の効果比較などの検討は少ないのが実情である。本書はそれらの薬剤効果について今までに世界で蓄積された詳細な研究結果が記載されており、読者諸氏の片頭痛治療の知識を大幅に高めるもの。
目次
第1章 定義と分類
第2章 症候と病態生理
第3章 診断と鑑別診断
第4章 抑制的薬物治療
第5章 予防的薬物治療
第6章 外的および内的誘因
第7章 小児の頭痛と片頭痛
第8章 群発頭痛と発作性片側頭痛
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