内容説明
本書の第1部では、英文で出版されたWHOの組織分類を基にしてわれわれが日常よく経験する糸球体疾患の組織所見の基本的な知識を記すことにした。第2部は、腎生検所見の読み方を学びたいという臨床医、病理医のためのものである。実際に腎生検の標本(光顕、電顕、蛍光)を手にして、どこをどのようにみたらよいのかという点について記すことにした。
目次
1 腎臓の剖検病理から生検病理へ―組織診断を基にした糸球体腎炎の分類
2 用語の説明
3 正常の糸球体
4 各種糸球体疾患と症状一覧
5 糸球体腎炎の組織診断と説明
6 尿細管、間質病変
7 実際に光顕、電顕、蛍光の標本をみる時の基礎知識