内容説明
戦後50年の日本政治を再検証。戦前、戦後を通じて政治の大動脈であった“保守本流”を荷なった人々の思想と行動を照射し、その形成と持続の中での腐敗と破綻の進行を検証し、再生への道をさぐる。
目次
第1部 「保守本流」の思想と行動(八・一五と時局収拾の動き;近衛上奏と「東亜共同体」理論;近衛文麿の思想と行動 ほか)
第2部 日本的政治腐敗の構造(国家理念の壊滅と「経済至上主義」の破綻;日本資本主義における倫理観の崩壊;日本的政治腐敗の構造)
第3部 「新生日本」の政治のために(いまこそ「民主主義」の真価が問われている;「社会主義」の思想は死滅していない;「五十五年体制」の欠陥は=強力・健全な野党出でよ ほか)