内容説明
野生食採集の縄文時代、農耕食の弥生時代以来の日本人の食生活の歴史をふりかえることにより、米ばなれと欧米型食生活への傾斜を強める、飽食の時代の欠陥を指摘する。肉乳卵を主軸とする西洋型食生活から、伝統的な米・魚貝・野菜主軸への転換が、ガンや成人病から遠ざかることが可能と説く。
目次
第1章 食文化をめぐる世界と日本
第2章 神代の食文化
第3章 古代の食文化
第4章 中世の食文化
第5章 近世初頭の食文化
第6章 鎖国時代の食文化
第7章 近代の洋風食文化
第8章 現代日本の食文化
終章 歴史の教訓を生かそう