感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
11
「『精神・自己・社会』のなかでミードは、プラグマティックな意味での自明視される世界の枠組のなかで提起された、社会心理学の諸問題をその出発点としていながら、次のような問を発することによって、暗に現象学的問題を提起している。どのようにして自己は経験の内部に生じてくるのか、他者とのコミュニケーションはどのようにして説明されるのか、等々がそれである…ミードの著作を通じて読むと、ときおり読者は、主観性からも知る精神からも独立し、またそれらに先行して、客観的に実在する事物の世界があることを想起させられる」2018/09/05
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